金石の歴史
金沢のみなとまち、金石(かないわ)
金石(かないわ)は、金沢市の北西に位置する日本海に面した小さな港町です。古くは宮腰(みやのこし)と称し、交通の要所として、また日本海側の流通の拠点として大変栄えていました。北前船寄港地として、海の百万石・銭屋五兵衛ら商人たちが活躍し、町は活気にあふれ、人や物が集まり、港町ならではの文化を形成していきました。
今ではすっかり静かな町となりましたが、往時を偲ばせる町並みや、文化・歴史は今も残っています。中でも、金石の夏祭りと呼ばれる、大野湊神社の夏季大祭は、金沢市内最大規模の祭礼で、平成二十三年に金沢市の無形民俗文化財となりました。